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グラゼニ

制作年:2018年/全24話/本編時間:23分

明日の成功と今日の銭。

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第1話  僕の職場/谷間

年棒1800万円の投手、凡田夏之介(26歳独身)は今日もマウンドに上がる。「グラゼニ」を夢見て!凡田夏之介(ぼんだなつのすけ)はプロ野球・神宮スパイダースの左の中継ぎ投手だ。入団8年目の26歳。年棒1800万。毎試合、打者の年棒をチェックし、肩を作って出番に備える。今日の対戦選手は大阪テンプターズの代打の代打、右打者の土井。2人の子供を抱えて社会人野球から26歳で入団した4年目の選手で、年棒は700万。今日打たなければ2軍降格。来年の契約も危うくなる。だが夏之介は全力で立ち向かう。明日は我が身だからだ。

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第2話  習性/友達(ダチ)

中継ぎ投手の凡田夏之介はコーチから「悲しき習性」を指摘される。夏之介は自分の年棒1800万より下の選手には滅法強いが、上の選手にはやたら打たれる。5000万以上の選手はそこそこ抑えるのだが。案の定、今日も年棒が上の選手に打たれた。翌日、夏之介は年棒が同じ打者と初めて対戦した。同じ年棒ならどうなる?投手と打者の勝負には引き分けはない。夏之介にとって一番負けたくない相手だった。

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第3話  県人会

神宮スパイダースに山梨県人会なるものがある。リーダーはOBで解説者の徳永。彼は成績不振の若手外野手の大野と凡田夏之介に同郷の先輩としてカツを入れた。大野には年間30本塁打のベースに乗せるために今から4試合で本塁打を4本打てと、夏之介には防御率を2点台まで下げろと、厳しいノルマを課した。これはプロで生き残るために必要な数字なのだと。2人はノルマ達成を目指して試合に臨んだ。

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第4話  引退へのレール/プロになれなかった男

凡田夏之介の今日の相手は瀬戸内カーナビ―ツの41歳のスーパースター、年俸4億の土手来。去年、夏之介がデッドボールを当てて手首を骨折させた選手だ。最近やっと復帰したが24打席ノーヒット。今日打たなければ球団は土手来に引退勧告することになっていた。この因縁の対決で、土手来は夏之介を打って引退勧告を白紙撤回させるのか?それとも夏之介が抑えて土手来に引導を渡すイヤな役目を演じてしまうのか?

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第5話  安全な株・危険な株

野球マンガのモデルになることになった凡田夏之介は、マンガ家の牧場の取材を受けた。ところが発売されたマンガ雑誌には、野球マンガではなく牧場のヒット作のパート2が掲載されていた。牧場は締切り直前になって、当たるかどうかわからない野球マンガを諦め、ヒット作のパート2という安全な株を選んだのだ。そんなとき抑えのエース瀬川が不調で2軍に落ち、夏之介が新ストッパーの候補にあがった。

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第6話  倍数

凡田夏之介の年俸は1800万。年俸が倍数の選手が気になって仕方がない。彼らはみんな肉食系で、よく飲みよく食べる。名古屋ワイルドワンズにはジャスト10倍の選手がいる。1億8000万の3番打者の関谷だ。関谷は東京に遠征したときはいつも朝まで豪快に飲む。そのくせ二日酔いでもここぞという勝負どこで必ず打つ。そして今日、1点リードの2死満塁の大ピンチで関谷を迎え、夏之介がマウンドに上がった。

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第7話  二軍なのに一軍

第4の捕手・東光が1軍にあがってきた。32歳。年俸500万。大学時代スター選手として活躍し主将も務めたが、プロ入りしてからこれといった実績がない。この日も代打で結果を残せなかった。大学時代の親友でスポーツ紙のエース記者の北村は、引退して就職することを勧めるが、東光はガンとして拒否する。翌日、スタメン出場した東光の打棒が炸裂した。そしてリリーフで登場した夏之介とバッテリーを組んだ。

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第8話  球場までの通勤事情

外国人選手は、外国人枠というルールのせいで、全員が試合に出られるわけではない。2軍暮らしの投手のトーマスもそのひとりだ。トーマスはいつクビを切られるか心配でいつもビクビクしているのに、マウンドではすぐ切れてカッカする。そのトーマスが急遽、横浜スタジアムでの川崎カーナビーツとの試合に先発することになった。夏之介はトーマスと一緒に電車で横浜に向かい、カッカしないようにいろいろアドバイスをしたが―。

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第9話  教師or反面教師

バッティングピッチャー兼スコアラーの栗城は、夏之介に球速が上がるという投球フォームをいろいろ親切に教えてくれる。2軍時代に栗城に世話になった夏之介は、そのアドバイスを無視できずに困っている。断りきれなくなった夏之介は、仕方なく投球フォームを変えた。すると球速がアップして、結果も出た。だが、それに反比例してコントロールの制度が落ちていた。そして肝心の勝負どころで―。

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第10話  高卒と大卒

夏之介は甲子園球場が苦手だ。大阪テンプターズの応援団の声援でマウンドが揺れるからだ。登板した夏之介はたちまち無死満塁の大ピンチに。次の打者は大卒のゴールデンルーキーの江連と、4年前の高卒のゴールデンルーキーだった石元。2人は高校時代ライバルだったが、この年江連が入団して、ふたたびライバルとなった。今日結果を出したほうが1軍に残ることになっていた。だが夏之介は自分の年俸より下の打者には滅法強い。

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第11話  投げるタマがない

「ハッタリ」と「ツッパリ」が売りの「番長」の原武は、地元広島で絶対的な人気を誇る瀬戸内カーナビーツの中継ぎ投手だ。夏之介は原武が大好きで尊敬している。球速が遅い原武はやたらインターバルが長い。1球投げるのにものすごく時間をかける。その投球スタイルで14年間もプロでやってきたのだ。リリーフで登板した夏之介はこの原武と投げ合い、そしてチャンスで夏之介に打席が回ってきた。

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第12話  コドクなグルメ

夏之介が密かに憧れている女性がいる。定食屋のバイトのユキちゃんだ。彼女考案の唐揚げチャーハンが大好きな夏之介は時々店に食べに行く。だが彼女は夏之介がプロ野球選手であることを知らないうえに、なんと大阪テンプターズの大ファン。その彼女が店の常連客たちとテンプターズの試合を観に神宮球場へ来た。ブルペンの夏之介は気になって仕方がない。そして上位打線を抑えたところでマウンドに夏之介が立った―

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第13話  一軍復帰

9月、神宮スパイダースの凡田夏之介は4ヵ月ぶりにやっと一軍に復帰した。交流戦直前のこと、先発投手がカゼを引き、中継ぎ投手の夏之介が急遽名古屋で先発した。ところが、打者走者と2塁上で交錯して右手首を骨折してしまったのだ。だが、チームは幸運にも優勝争いをしていた。中継ぎ投手として頑張って優勝に貢献すれば、棒に振った4ヵ月分を挽回できる。しかし、出番がなく、夏之介は焦るばかりだった。

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第14話  甘チャン

夏之介と一緒に一軍にあがった選手がいた。樹六破だ。夏之介と同い年で大卒4年目の外野手。年棒は650万。樹は典型的な草野球のオッサンタイプで、和菓子屋チェーン店の社長のひとり娘と結婚して、引退後は社長を継ぐことが決まっていた。樹の妻は妊娠9ヵ月で、樹は生まれてくる子供のために張り切っているが、試合でいい当たりを連発してもヒットにならない。樹には肝心のプロ意識が欠けていた。

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第15話  首位浮上

樹六破は試合前の練習でホームラン性の当たりを連発するが、試合ではまったく打てない。肝心の勝負どころでボール球に手を出してチャンスを潰し、守備でも足を引っ張って、夏之介が負け投手になってしまう。翌日、大差の負け試合でやっとプロ入り初ヒットを打って樹は大喜びしたが、監督はチャンスに弱い樹の2軍落ちを決意。夏之介は樹を叱咤し、「もっとプロ意識を持て」とカツを入れる。

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第16話  祝・リーグ優勝

首位浮上の原動力となった樹六破の当たりが突然止まって、優勝争いは大阪テンプターズとの直接対決に持ち込まれた。神宮での最終戦、樹の妻が緊急入院して帝王切開し、生まれた赤ちゃんが集中治療室に入っていると連絡が入った。樹は大きなショックを受けて野球どころではなくなってしまう。引き分けならスパイダースの優勝が決まる。だが0-0の9回、リリーフで登板した夏之介が勝ち越し本塁打を許し、優勝に赤信号がともった

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作品詳細

プロ野球球団 神宮スパイダースに所属する左利きの中継ぎ、サイドスロー投手の凡田夏之介(26歳 独身)は、高卒プロ入り8年目で年俸1800万円。決して“一流投手”とは言えない待遇の選手である。“30越えたらあと何年できるか分からない”“引退してコーチや解説者になれる人はほんの一握り”“引退後は年収100万円台の生活に陥ってしまう人もいる”“プロ野球選手は現役のうちに稼がなければならない!”そんな厳しい現実を見据えながらも凡田はあるフレーズを繰り返していた。「グラウンドには銭が埋まっている」凡田は今日もマウンドに上がる。そう、「グラゼニ」を夢見て!

スタッフ

[原作]森高夕次[漫画]アダチケイジ[監督]渡辺歩[脚本]高屋敷英夫[キャラクターデザイン]大貫健一[音楽]多田彰文[音響監督]辻谷耕史[アニメーション制作]スタジオディーン[製作]スカパー!/講談社

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